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| 伊豆七島最南端の島八丈島から伊豆諸島伝承の味『くさや』をお届けしますね | ||
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八丈島への旅
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| Hymenocera picta Dana, 1852 [フリソデエビ] |
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1月は、お正月や成人式で着物を着る機会が多いと言うことで振袖海老 今では一年を通して島の中でたくさん見られますが、昔は冬場に多かったです。生きものが少なくなる冬の時期にいつも同じ場所にいてくれて、ガイドをしていた頃にはネタとして使わせてもらいました。 フリソデエビはヒトデを食べることで知られていますが、島の中でフリソデエビが食べるヒトデは、アオヒトデ、アミメジュズベリヒトデ、フトトゲヒトデ、コブヒトデ、それからオニヒトデも食べちゃうんです。ヤツデヒトデはあまり好きではなかったです。ヤツデヒトデは歩くのが速いからでしょうか? |
| Coenobita sp. |
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この写真だけ見て、このヤドカリの名前が分かる方はいるでしょうか? 珍しいヤドカリではないですが、まだまだ子供。どんな大人になるか分からないので和名は書きません。 8月の終わり頃、海岸にこの小さなヤドカリたちはいます。 これからの住処を捜して、ヤドカリにとってはとてつもなく大きな岩を登ったりもします。 夜行性なので日中は岩の陰で休んで、夕方にまた動き出します。 冬のこの時期は、きっと冬眠してることでしょう。 さて、この子は誰でしょう? きっと大人の姿はみんな知ってますよ。 |
| Gymnothorau isingteena (Richardson, 1845) [ニセゴイシウツボ] |
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大型のウツボ。全長に比べて胴回りがとても太く、胴回り50cmなんて個体もいます。昔は、あるポイントに行けば、隣り合って2匹顔出している事もありました。 名前の通り、白い体に碁石のような黒い斑紋があります。この斑紋は小さい時には少なく、体が大きくなると数が増えてきます。黒い斑紋の大きさはあまり変わらない訳ですね。ちなみに“ニセゴイシウツボ”と言う名のウツボはいますが、“ゴイシウツボ”という名のウツボはいません。 ニセゴイシウツボの学名は、以前は[Gymnothorax melanospilus (Bleeker, 1855)] でしたが、日本産魚類検索 全種の同定 によると、調査した結果[Gymnothorax isingteena (Richardson, 1845)] であることが判明しています。
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| Argonauta hians Lightfoot, 1786 [タコブネ] |
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タコブネはタコの仲間、八腕形目カイダコ科に属します。 貝の中にタコが入っていると思うと分かりやすいかもしれません。しかし、貝殻があるのはメスだけでオスにはありません。オスもメスも生まれた時は貝殻が無く、メスだけが卵を保育する貝殻を形成することができるそうです。 太平洋や日本海側の暖海域の表層で浮遊生活をおくっています。八丈島には漂着物が多く流れ着くような時期に接岸します。稀に殻だけが海岸に漂着していることもあるようです。 このタコブネは、タコなのにイカ・タコガイドブックには載っていなくて、日本近海産貝類図鑑に載っています。
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| Lybia tessellata (Latreille, 1812) [キンチャクガニ] |
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転石や死サンゴの下などで普通に見られるカニです。 両方のハサミに、「カニハサミイソギンチャク」を挟んでいます。敵が来るとこのイソギンチャクを振りかざすところから、英名はボクサークラブとも呼ばれています。ボクサーと言うよりもチアリーディングに見えますが。 写真のカニのお腹に見えるオレンジのものは卵です。 このカニに初めて会ったのは十数年前、まだダイビングのガイドをしていた頃でした(忘れもしない乙千代ヶ浜)。手持ちの図鑑には載っていなくて、アクアリウムの図鑑で調べた記憶があります。知られていなかったせいか、八丈島では初記録でした。 島でイソギンチャクを持ったカニは他にも、ヒメキンチャクガニやケブカキンチャクガニなどが見られますよ。 |
| Chelonia mydas mydas (Linnaeus, 1758) [アオウミガメ] |
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八丈島の周りには沢山のウミガメがいます。その中で一番多く見られるのがこのアオウミガメ、次いでアカウミガメ、オサガメやタイマイなどの記録もあります。 ダイビング中には昼寝をしているアオウミガメをよく見ます。一回のダイビングで10個体以上見ることもあるほどです。海岸で、ぼ~っと海を眺めている時に見たこともありますね。 島で産卵するウミガメは、このアオウミガメではなくアカウミガメです。首の太さや頭部の前額板を比べると簡単に見分けが付きます。(甲羅の形もちゃんと見ると違いますよ) 八丈ビジターセンターの中にある剥製はこのアオウミガメ、島しょ農林水産総合センター八丈事業所(元・水産試験場)には、他のウミガメの剥製もありますよ。 |
| Ovula ovum (Linnaeus,1758) [ウミウサギガイ] |
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とてもきれいなウミウサギガイ科の巻き貝です。貝殻は真っ白、軟体部は成体では黒いのですが、幼体では写真のようにイボ状の突起が見られます。 これはイボウミウシに擬態している言われています。(イボウミウシは外敵から身を守るために白色の粘液を出します。)ダイバーもこのウミウサギガイの幼体をイボウミウシと勘違いする事がよくありますね。人もダマされる擬態です。 八丈島ではそれほど多くはないですが、ウミトサカ科のヒラウミキノコ?で、時々見ることがあります。貝殻も非常に稀に落ちている事もありますよ。 |
| Physalia physalis (Linnaeus, 1758) [カツオノエボシ] |
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外洋性のクラゲで、春に南寄りの風が吹くとたくさん流れ着きます。毒が強く、刺されると強烈に痛いので注意が必要、打ち上がったものでも刺されます。 見た感じはひとつの生きものに見えますが、実は群体性の生きものです。水面に浮かぶ気胞体の中は一酸化炭素を多く含む空気が入っているそうです。 このクラゲを知らなかった時代、波打ち際にあったカツオノエボシを「青い餃子だ!」と言って遊んでて、刺された友人がいました。 ネットで調べると、クラゲの季節の日焼け止めには「SAFESEA」って言うのがあるらしい。 |
| Hippa pacifica (Dana, 1852) [スナホリガニ] |
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名前にカニと付いていますがヤドカリの仲間! 砂に潜る生きものなので八丈島では底土海岸でしか確認していません、でも毎年見られるかどうか・・・・、ちなみに写真は2004年の夏に撮影したものです。 このスナホリガニは波打ち際に、波打ち際から少し離れるとスナガニ(こっちはちゃんとしたカニ)も見られますよ。でも、両種共に動きが速いから探すのが大変です。 黒潮が離れ、水温と水位が下がってしまっているので、今年は見られるでしょうか? |
| Colobocentrotus mertensii (Arakaki & Uehara 1989) [ジンガサウニ] |
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ジンガサウニの名前は陣笠から付いていますが、陣笠を知らない人が多いのでは? 広辞苑によると「足軽・雑兵が陣中で兜のかわりにかぶった笠。薄い鉄または革などで造り、漆を塗る。・・・・」と書いてあります。ネットで調べると「陣笠を作ろう!」なんてページもありますね。 話が逸れましたが、このウニの分布は伊豆諸島~小笠原、大隅半島~台湾で、潮間帯にいると図鑑に書いてあります。 八丈島にもたくさんいますが、波の荒い岩礁に張り付いているので見たことがない人も多いかもしれません。西側の南原や東側のあら池などでは比較的観察しやすいですが、潮の引いた時の方が良いですね。 島の方言で「ハンザル」とも呼ばれていて、食べると美味しいらしいですが、ウニは時期を間違えると身が全然入っていないので注意!でもそれほど美味しくないですよ。 |
| Ventricaria ventricosa (J. Agardh) Olsen et West ,1988 [オオバロニア] |
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この画像を見て、「オオバロニアじゃん!」と分かった人はすごいです。このオオバロニアは、海の中に棲む海藻です。しかも最大の単細胞生物といわれています。中は液体なので思いっきり握ると潰れます(死んじゃう)。見つけてもじっと観察するのが良いですね。 島の中では、神湊や検潮所などで普通に見られます。キラキラ光ってとってもきれいですよ。 |
| Chromodoris sp. [コンガスリウミウシ] |
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小笠原や八丈島で多く見つけられているコンガスリウミウシは、まだ学名がsp.のままです。 コンガスリウミウシは他のウミウシと違い、冬から春にかけてみられます。この冬から春にかけての時期はアメフラシなどは多いですが、イロウミウシ科のウミウシはとても少ないのです。 浅い水深にとても多いので、深い場所に行って見た時はビックリしました。 和名は、「Fukuda,1994. Marine Gastropoda (Mollusca) of the Ogasawara (Bonin) Islands part 2:Neogastropoda, Heterobranchia and Fossil species, with Faunal Accounts. Ogasawara research 20: 1-126. Tokyo Metropolitan Univ.」より。 |
| Cypraea (Talparia) talpa Linnaeus,1758 [タルダカラ] |
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貝殻はよく知られていてますが、普段は外套膜で殻を覆っているため、あまり目立ちません。このタルダカラは写真のように大きなイボが外套膜に表れます。 八丈島では、岩の隙間などで普通に見られます。台風や発達した低気圧の通過した後には綺麗な貝殻が水中に落ちていますね。 |
| Xenocarcinus conicus (A.Milne-Edwards,1865) [ナカザワイソバナガニ] |
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海の中で見られるカニです。 このカニを初めて見たのは10数年前でした。いろいろな図鑑で探してやっと名前が分かったのを覚えています。 本来は「ウミカラマツ(見た目は植物ですが、小さなポリプが集まった花虫綱ツノサンゴ目の動物)」の上で見られますが、写真の個体は「ネジレカラマツ(しがみついてる枝のようなもの)」の上で見られました。そのためか体に付着物が無く、黒くかっこいい姿の写真が撮れました。 八丈島では探すと結構いますよ。 |
| Peltodoris fellowsi Kay & Young,1969 [*****] |
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ペルトドーリス・フェロースイ、和名はまだ付いていないので学名で呼ばれています。ダイバーの間ではユキミダイフクなんて呼ばれてもいますが、商品名は残念ながら和名にならないです。 このウミウシはハワイの固有種と言われていたので初めて見つけた時は感動しました。でも今では色々なところで見つかってるんです。八丈島では毎年見られ、産卵も確認されています。 ウミウシは柔らかいイメージがありますがこのウミウシはとっても固く、ナスのような触り心地です。 |
| Chaetodon daedalma Jordan et Fowler,1902 [ユウゼン] |
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ユウゼンは、伊豆諸島から小笠原に分布する日本固有のチョウチョウウオ科の魚で、八丈島では普通に見られます。 春や秋にユウゼン玉と呼ばれる群れになりますが、群れになっている時は食事をしている時が多く、見応えはありますが、個人的には好きではないです。 でもよく考えてみると普段も食事していることが多いかな? 夏の終わりから秋にかけて写真のような幼魚が見られます。背ビレを精一杯広げて、体を大きく見せる姿がとってもかわいいです。 やっぱり私は大人の群れより子供がいいです。 |
| Pterois volitans (Linnaeus, 1758) [ハナミノカサゴ] |
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「美しいものには毒がある」このハナミノカサゴの背ビレにも毒があります。ハナミノカサゴから攻撃してくることはありませんが、手を出すと背ビレを向けて威嚇してきます。ハナミノカサゴの毒は防御の毒なのですね。 ミノカサゴとは胸びれの棘の数(ミノカサゴは11〜12,ハナミノカサゴは14〜15)や鰓の下側(胸?)、口の下側(アゴ?)に模様があるので区別できます。八丈島で見られるのは、99%ハナミノカサゴですね。 |
| Titiscania shinkishihatai Taki,1955 [ハチジョウチチカケガイ] |
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なんだかウミウシのようですが、ウミウシの仲間は後鰓亜綱、このハチジョウチチカケガイは前鰓亜綱に分けられます。しかしこのハチジョウチチカケガイも貝殻が無い巻き貝なので見た感じは似てますね。 水深の浅い転石をひっくり返すとかなりの確率で見られます。図鑑によると八丈島で見つかったのでこの名前が付いたようですが、今では三宅島や沖縄諸島以南で確認されています。 |
| Chromodoris geometrica Risbec,1928 [キカモヨウウミウシ] |
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個人的には一番好きなウミウシです。 何ともいえない淡い色遣いがとっても好きです。 前の縁をヒラヒラと動かして歩く姿がまたかわいい! 秋から冬、春と見られる時期も長いですよ。 |
| Octopus cyanea Gray,1849 [ワモンダコ] |
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島には何種類かタコがいるらしいがほとんどがこのワモンダコでしょう。 海に潜っている時に変な動きをしたアカハタがいれば必ずこのタコが近くにいます。エビ網に掛かっているイセエビをガリガリと音を立てて食べているのを見たこともあります。 このタコはすごくおいしいですが、エビを食べたタコはさらにおいしいに違いない! |
| Coenobita rugosus H.Milne Edwards,1837 [ナキオカヤドカリ] |
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ナキオカヤドカリと思われる写真です。島にはこの他にもムラサキオカヤドカリという種もいます。(日本では6種類確認されているそうです) オカヤドカリは天然記念物に指定されて採集することはできません。もちろん八丈島の2種類のオカヤドカリもです。 海岸に行くとたくさんいるんですけどね。 |