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八丈島への旅
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| Arisaema hatizyoense Nakai [ハチジョウテンナンショウ] |
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マムシグサとの違いは、二枚の葉の大きさに違いが無く、仏炎苞が緑色、付属体の先端が太くならないなど。3月頃から花が咲き始めてきます。 テンナンショウ属は雌雄異株。雄株は仏炎包の基部に隙間が空いていて花粉をつけた虫がちゃんと出られるようになっています。じゃあ雌株は?雌株には隙間が空いておらず虫が出られないようになっています。受粉に利用されてしまった虫はちょっとかわいそうですね。 それにしても、子孫を繁栄させるための戦略って凄いです。 |
| Parakaliella hachijoensis (Pilsbry,1902) [ハチジョウキビ] |
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殻の大きさが5mm以下のとても小さなカタツムリ、殻は右巻き、円錐形です。八丈島以外にはいない八丈島特産種、学名にも八丈島の名前が付いています。 島内の山地、潅木の葉裏などで普通に見られるので探しやすいです。写真に写っている黒い物は、排泄物です。 マイナーすぎてあまり図鑑には出ていませんが、原色日本陸産貝類図鑑にはちゃんと出ています。Googleで検索しても出てこないほどです。 レッドデータブック日本の絶滅のおそれのある野生生物 (6)ではDD[情報不足]と記載されています。 右巻き・左巻きはどっち?と思った方!両手をぐーにして、親指の付け根を上にして見て下さい。右巻きは右手のグー、左巻きは左手のグーの巻き方です。 このハチジョウキビは右巻きだから、右手のぐーと同じ巻き方ですよ。 |
| Platanthera mandarinorum Rchb.f. subsp. hachijoensis (Honda) Murata [ハチジョウチドリ] |
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島にあるラン科植物の中で、早く咲き始めるハチジョウチドリはヤマザキソウが島で特化したものです。花が緑のためなのか、他のラン科植物より注目を浴びていない気がしますが、数も多く観察しやすいので私は大好きです。 ハチジョウチドリが咲き始めると次々に他のラン科植物の花も咲き始めます。ラン科植物マニアには忙しい時期になりますね。 防衛道路や鴨川林道を歩く時は側壁を見ると沢山あります。花を下から見ると面白いですよ。(画像は昨年撮影したものです) |
| Xylotrechus greyii hachijyoensis Takakuwa, 1984 [ハチジョウムネマダラトラカミキリ] |
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ムネマダラトラカミキリの亜種で八丈島の特産のカミキリムシです。ムネマダラトラカミキリと違って触角がすべて黒いのが特徴。採集例が少なく、生態が分かっていないので幻のカミキリムシとされています。 昨年の夏に撮影するチャンスに恵まれたのは、島の虫好きの方たちのおかげでした。あまりにも幻と言われていたので「最後の一匹かも?」などと思いこみ、触ることすら出来ませんでした。 出会えただけでとても幸せでした。 |
| Metazaptyx hachijoensis (Pilsbry,1901) [ハチジョウノミギセル] |
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ハチジョウの名前の付く陸産貝類(でんでんむし) が八丈島では何種類か見られます。その中で比較的観察しやすいのが、このハチジョウノミギセルです。 落ち葉の下などを探すと見つけやすいです。 陸産貝類の見分けは、難しくて私にはよく分からないので、いつも同定してもらっています。 何でもそうですが、たくさん見比べないと同定の作業は難しいものがあります。見分けるポイントがはっきりすれば良いんですが、陸産貝類の場合は個体が小さい上に、未成熟な貝だとお手上げです。 しっかりと同定できるようになりたいものです。 |
| Solidago virgaurea var. praeflorens Nakai [ハチジョウアキノキリンソウ] |
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ミヤマアキノキリンソウの変種。背丈が低く、花が密集して咲きます。 八丈島にはこの仲間はハチジョウアキノキリンソウと帰化種のセイタカアワダチソウしか在りません。ハチジョウアキノキリンソウは八丈富士側では少なく、三原山側で多く見られます。 たくさんの花が順番に咲くので、写真を撮り忘れると一部枯れている花が写ってしまいます。けっこう虫も集ってるんですよね。 |
| Entoria sp. [ハチジョウナナフシ] |
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「ナナフシのすべて」という本によると「ハチジョウナナフシ」は「アマミナナフシ」と卵や卵蓋(らんがい)の形、オスの交尾器骨片の形などが違うらしいです。卵蓋は字のごとく卵の蓋で、蓋に付いている突起が大きいそうです。(うちの家では時々網戸に産み付けられます) まあ違いはどうであれ、八丈島にいるのはこのハチジョウナナフシと棘のあるトゲナナフシ、翅のあるニホントビナナフシなので島の中では区別が付くわけです。 上の写真はオス。オスは雌より触角が長く、体が細いです。 草むしりなどしているとどこからともなく表れてきますね。 |
| Goodyera hachijoensis Yatabe [ハチジョウシュスラン] |
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夏の終わりから秋にかけて常緑樹林下で普通に見られます。学名のhachijoensisは八丈島のという意味です。 葉の中肋に沿って白色の帯状斑があります。無いものをオオシマシュスラン、白い格子状の網目のものをカゴメランと言うそうですが、見てるとなんだか一緒に見えてきます。花の形なども少し違うようです。 けっこう島の中にたくさん咲いてますが見落としがちな花ですね。 |
| Glenea chlorospila hachijonis Matsumua et Matsushiata,1933 [ハチジョウルリボシカミキリ] |
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リュウキュウルリボシカミキリの亜種。 トカラ列島や沖縄諸島(座間味島)、神津島を除く伊豆諸島に分布して いるようですね。 八丈島では5月~7月にノブドウやタマアジサイの葉の上でよく見られます。(食べてます) カミキリムシは亜種が多くてなんだかさっぱりです。八丈島で見られるのはハチジョウルリボシカミキリで良いはずですが・・・。 |
| Euphrasia hachijoensis Nakai ex Furumi [ハチジョウコゴメグサ] |
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「八丈島の生きものたち」というタイトルのわりに、どこにでもいる生きものばかり紹介していたので、今回は八丈らしい植物です。 ハチジョウコゴメグサは御蔵島と八丈島でしか見られない一年草の植物です。八丈島でも一部でしか見られない貴重なもので、環境省の発行しているレッドデータブックの絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。 |
| Titiscania shinkishihatai Taki,1955 [ハチジョウチチカケガイ] |
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なんだかウミウシのようですが、ウミウシの仲間は後鰓亜綱、このハチジョウチチカケガイは前鰓亜綱に分けられます。しかしこのハチジョウチチカケガイも貝殻が無い巻き貝なので見た感じは似てますね。 水深の浅い転石をひっくり返すとかなりの確率で見られます。図鑑によると八丈島で見つかったのでこの名前が付いたようですが、今では三宅島や沖縄諸島以南で確認されています。 |
| Dorcus titanus hachijoensis (Fujita et Okubo) [ハチジョウヒラタクワガタ] |
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ヒラタクワガタの八丈島亜種。この写真はハチジョウヒラタクワガタらしくない大型の個体です。今まで採った中で、一番大きいサイズだと採集した方は言っていました。 島の中でも限られた地域でしか見られない貴重?なクワガタかもしれません。それにしてもヒラタクワガタってかっこいいですね。 真夏になると島ではクワガタが活動しなくなってきます。クワガタもやっぱり暑いんですかね?真っ黒ですしね。 |
| Papilio bianor hachijonis Matsumura,1919 [ハチジョウカラスアゲハ] |
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カラスアゲハの八丈島亜種。 亜種というのは、種の下のおかれる階級で、固有の特徴を共有し、特定の地域に分布する集団を指すらしい。よって八丈島亜種は、八丈島にいるカラスアゲハで、他の地域とは青い部分が濃かったり、赤い部分が少なかったりと少し模様が違うということです。で、よ〜く見るとその青い色がすごく綺麗! カラスザンショウの葉では幼虫さんも見られますよ。成虫は、何故か永郷地区に多いですね。 |